【おすすめ度】
★★★★★
【どんな本?】
ピタゴラスイッチ、考えるカラスで有名な佐藤雅彦先生の著作。色んな種類の「わかる」を体験させてくれる本。ネタバレになってしまうので内容はあまり書かないでおこうと思います。
時間のあるときにゆっくり眺めれば色んな事に気づかされる本です。
【パックマンの話】
本編も面白かったのですが、「あとがき」に書かれていたパックマンの話がとてもよかったです。
佐藤さんは昔パックマンにはまり友人や親せきをつれてゲームセンターにいっていたそうです。
そのとき初めてパックマンをプレーする人が画面右下の出口から出た際に逆側からワープしてパックマンが出てくることを自然に受け入れていることに驚き、感心したという話です。
初めてプレーした人でも現実で起こりえない「ワープ」という現象をあっさりと受け入れること、
なんならその能力に気づいてからはワープを生かしてプレーするようになり
新しい能力を得たことにワクワクしてプレーするようになることに気づいたというのです。
そして「新しいわかり方」もパックマンのワープと同じように
それに気づくことで、新しい能力を得た感じがして、その後のプレー(生活)が
ちょっとワクワクするようなものになるように書かれています。
【最後に】
この「(ちょっとした)新しい○○」を得たことで自分の人生がちょっと楽しみになるって
すごくいいなと思いました。
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