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私塾を作る



前回の記事では現在の学校の問題点とその解決策として学校に任せるより私塾を作るという話をしました。

今回は具体的にどうするのか書きたいと思います。


ブレイクスルーはブランド化できるか

私塾が社会的に認められるかどうかはメディア(とそれによるブランド化)が

重要なのではないかと考えています。正直なところ高校、大学と多くの人が

行くのは、勉強したい、研究したいものがあるからではなく、

みんなが行ってるからとか、就活のために一応行っているとかが多いと思います。(確固たる理由があってその高校なり、大学なりに行く人はそれでいいと思います)

 

でも、大学全入時代の世代にとって、大学を出たことに(ただその事実のみには)

大した価値がないことを自分たちが一番よく理解していると思います。

なのでその人たちが上の立場になればなるほど

大卒の価値はなくなっていくと思っていますし、実際そう言った企業も多いです(SPIや独自試験で学力を試すなど)

 

現在でもすでに普通にお勉強ができて国公立大学を卒業した人より、

「中卒やけど、プログラミングできてGoogleでインターンしてそのままエンジニアとして就職して2,3年働いてました。」って人がいたら、

そっちの方がすごいと思う人が増えてきていると思います。

 

そう考えると内容を期待して学校に行っているわけではない層の人の多くは今後、

高校や大学以外に選択肢を求めることになるのではないかと思います。

誰もがGoogleでインターンできるわけではないので)

そこで私塾という選択肢が出てきます。

 

しかし、何をやってるのか誰も知らないような私塾ではあまり意味がありません。

そこで必要になるのがブランド化であり、そのためのメディアです。

私塾にとってはその内容はもちろんですがメディアをしっかり作るなどして

ブランド化を上手くすることがブレイクスルーのポイントだと思います。


ブランド化のためには卒業基準を厳しくする

今日本の教育のレベルが低いのは

もっとポテンシャルを発揮するにはという意味)

決まった年数が来たら全くできていない生徒(学生)でも卒業させてしまうことだ

と思います。もちろん経済的な問題、学年制度のために簡単に留年をさせるのが

難しいのはわかるのですが、基準に達しない生徒(学生)を卒業させると、

当然その学校のブランドは下がります。

 

規模が小さい私塾だとこの辺の調整がしやすいのではないかと思います。学年制度をそもそも導入しなくていいし、卒業という概念も別にいりません。

免許皆伝的な扱いになります)そうして優秀な生徒(学生)だけを

輩出することでブランド化することができるのではないかと思います。


成功した私塾ができれば他にもでき始める

私塾が一般に認められるようになると、自分の得意なことや問題意識を

生かして様々な分野に特化した私塾が生まれてきます。

そうすればコストが低くかつ専門性の高い教育がいろんな場所でできるようになると思います。

 

(ある意味これは大学をはじめから作り直しているのに近いのかもしれません。)


※追記① 2018/09/14 Sci-Techのベンチマーク

Sci-Techが今ベンチマークにしたい学びの場は「探求学舎」さんです。子供たちに考えさせるアクティブラーニング型の授業を中心に取り組まれています。一度授業を見学させていただきましたが、明治維新が成立するまでの流れを登場人物の心情も踏まえて丁寧に解説されていました。途中○○の戦いをボードゲームに例えて、どうすれば負けた側は勝てたのだろうか考えたり大人でも面白い授業でした(事実、保護者の方も参加者には多く、ノートをとって一生懸命勉強されている方もいました)

 

Sci-Techでも遊びを織り交ぜたりしながら子供でも大人でも楽しめるような空間をつくりたいと思っています。

 

今回はここまでです。最後までお読みいただいてありがとうございました。