今回は比例(片っぽうが2倍になればもう片っぽうも2倍に、片っぽうが1/3になれば1/3になる関係)ではない「ものの見方」をもつための話をしたいと思います。
この記事の目的:比例関係ではないものがあることを知り、日常生活で比例の罠に落ちないようにする
比例では考えられないもの其の① 人間の感覚は比例じゃない
たとえば人間の耳は音を比例では聞いていません。音が2倍に聞こえるとき実際の音は元の10倍、4倍に聞こえるときは実際の音は元の100倍の大きさになっています。これは対数の関係です。(*この辺の数値は正確ではないと思うので、また勉強して詳しく解説したいです)
数字の感覚についても1,2,3個までは人間はパッとみて数を答えられますが、5個以上になると一瞬で何個あるのか答えることが難しくなります。これも比例の関係ではありません。(人間の数字に対する感覚、数覚は興味深いです。)
比例では考えられないもの其の② お金と幸福度
年収800万円くらいまでは年収が上がるほど人間は幸せに感じるそうですが、そこからはお金が増えても幸福度はあまり増えないそうです。(幸福度の増加が鈍くなる)これは人間が年収と幸福度のグラフで800万円に変曲点をもつ(下に凸から上に凸に変わる)ということです。(もちろん人の価値観によってグラフの形や変曲点の位置は変わります)
比例では考えられないもの其の③ 勉強量とその成果について
勉強量とその成果については昔から指数関数と言われています(つまり学習のはじめの方はあまり成果が出ないが、やっていくうちに加速的に成果が大きくなる)
まとめ
[コスパ]を言う前にグラフの形を考える
なんでも比例関係だと思っているとものの価値がわかってない人になってしまいます。世の中には比例関係ではないものがあることを理解し、いま自分が考えてる2つのものの関係のグラフの形はどうなってるのか考えた上でコスパがいいとか悪いとか考える方がいいと思います。
(2倍の値段で、ちょっぴり美味しい料理を食べたり、ちょっと綺麗なアクセサリーをプレゼントするのは2倍以上の価値があることかもしれないからです)
今回は以上です。最後までお読みいただいてありがとうございました。
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