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成功したいすべての人へ送るエビデンスベースドな教養書ー残酷すぎる成功法則

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成功したいすべての人にエビデンスを!

巷に溢れる啓蒙書。それらの多くは著者が自身の成功体験をもとにして成功の仕方(成功法則)を書いている。しかし、そうして書かれた成功法則は必ずしもすべての人に当てはまるわけではない。勉強も同じで、「子供3人を東大に入れた母親の子育て」や「ハーバード大学の学生の勉強法」が必ずしも良い勉強法とは限らない。最近は、教育の分野でもエビデンスベースドに(統計的に良いとわかった)方法を採用しようという流れができつつある。本書はそれを「成功法則」に当てはめたものと言える。内容にエビデンスを示すため、普通の啓蒙書よりボリュームがあるがそれだけの価値はあると思う。

 

監訳は「臆病者のための株入門」や「言ってはいけない 残酷すぎる真実」の著者の橘玲

橘さんの本はビシッと根拠を示しながら語ってくれるので好きでよく読んでいる。中でも私が好きなのは「臆病者のための株入門」(株についてはじめて勉強する人に前書はおすすめ。)と「言ってはいけない 残酷すぎる真実」(読んでみてのお楽しみ)だ。他にも小説など多数の著作がある。

 

エビデンスベースドを求める癖が大事

情報が溢れる現代においては何が正しい情報なのか見極めることが重要になっている。その意味でこの本は数多ある成功本の中で非常に価値があると思う。この本に習ってエビデンスを常に求める姿勢を身に付けたい。